「KPI(Key Performance Indicator)」は、「ケーピーアイ」と読み、日本語では「重要経営指標」「重要業績指標」などと訳される。

 例えば、「Webの商品販売ページの売上を増大する」という目標があったとすると、PV数が上がること、認知度の向上、離脱率の低下……。浮かんだアイデアの中から指標を選び、「PV数」「認知度(Facebookページのいいね!数・Twitterのフォロワー数等)」「カートの離脱率」などをKPIとする。

 この場合、目標を達成するためには新規のユーザーをサイトに呼び込んで資料請求してもらう必要がある。そのため、KPIとしては、サイト全体のPV数ではなく、新規顧客が多いであろう検索エンジン経由のアクセスをチェックしておく。そうすることで、KPIとして扱う検索エンジン経由のアクセスが減ってきたら目標達成が困難になっている可能性が高いことがわかり、対策をとれる。

 KPIは最終的な目標に対して、その達成につながる状況をみる指標として扱うのがいい。そのため、目標の少し手前のステップで目標達成に必要なアクションの増減を左右する(または相関関係のある)指標で、目標設定よりも比較的動きの多いものを選ぶのがよい。

 目標を達成するために、AIチャットボットやAI翻訳ソフトを使うケースも増えており、その効果に対するKPIも必要となる。


【参考引用】
Impress Corporation:KPI とは 意味/解説/説明 (ケーピーアイ) 【Key Performance Indicator, 重要経営指標】https://webtan.impress.co.jp/g/kpi